【パテック フィリップ】2021年新作、 “パノラマ式”永久カレンダー 5236Pの魅力。
2020年はまとまった新作発表をしなかったパテック フィリップコピー 国内 発送。そんなこともあり、2021年はいつも以上にどんなモデルが発表されるかに注目が集まりました。
まぁ、そもそもWATCHES AND WONDERS GENEVAにパテック フィリップが参加したことが、既に大注目すべきことなのですけどね。
ともあれ、パテック フィリップは2021年もたくさんの新作を発表。そのため、2回にわけてご紹介いたします。
いちばんの話題作は、やはり「インライン表示永久カレンダー 5236P」でしょうか。
新しい永久カレンダー機構を搭載したグランドコンプリケーションモデル。「曜日」「日」「月」を横一列に並べ、12時位置の細長い大型窓で表示したのが特徴です。
こうしたパノラマ式の表示は、かつてアメリカ市場向けに製作した懐中時計で前例のあったもの。しかし腕時計では初の試み。ことさら困難だったのが、4枚のディスクを同一平面上に配置しつつ、カレンダーの表記をできるだけ大きく見やすくすること。新開発された機構は3件の技術特許を出願中という革新的なものです。
4時位置に閏年表示、8時位置に昼夜表示、6時位置にムーンフェイズを搭載。外周に向かって濃くなるブラック・グラデーションに、さらに縦サテン仕上げが施されたブルーダイヤルが、独特の奥行きと美しさを感じさせます。
ケース6時側のラグの間にセットされたダイヤモンドはプラチナケースの印。これはそもそも現名誉会長のフィリップ・スターン氏が社長であったころ、インタビューなどで着けている時計の素材を尋ねられたとき、WGかPtかを確認できるようにしたシークレットサインだったもの。ストラップで隠れて見難いのはそのためで、今日ではプラチナモデルのオーナーの密かな愉しみになっています。
とにかく、これは素晴らしい作品。パテック フィリップは永久カレンダーを得意とし、これまでいくつもの名作を生み出してきましたが、またひとつ新しい名モデルが誕生したということですね。
インライン表示永久カレンダー 5236P
自動巻き、Ptケース、ケース径41.3mm、アリゲーターストラップ、3気圧防水。1494万9000円
「年次カレンダー 4947/1A」は、これもまたパテック フィリップの得意とする、年次カレンダーを搭載した新作。
年次カレンダーは1年に1回、2月の末に修正するだけで「月」「日」「曜日」を自動的に表示する、というもの。1996年にパテック フィリップが発明、特許を取得した革新的機構です。
その年次カレンダーをパテック フィリップはこれまでプラチナケースとゴールドケースで製作。メンズとレディスの双方にさまざまな歴代モデルがあり、現行モデルではメンズが39mm径、レディスが38mm径となっていました。
それに対して、この新作は年次カレンダーで初のステンレススティールケースというのが大きな特徴。もちろん、ステンレススティールブレスレットも初です。
また、ケースサイズは38mm径とレディスと同じですが、ダイヤモンド装飾のないシンプルさや、SSケース&ブレスレットのスポーティーさが、ユニセックスで使用できるのが好ポイント。実際、男性の購入希望者が多くいると聞きます。
ダイヤルの「山東絹仕上げ」と呼ばれる縦横サテン仕上げも特別な魅力。ミッドナイトブルーの色合いも素敵です。
にしても、このモデルは、とってもいいなぁ。機構も、仕様も、大きさも、色も、すべてが福田の好みのど真ん中。心から欲しいです。
年次カレンダー 4947/1A-001
自動巻き、SSケース&ブレスレット、ケース径39mm、3気圧防水。551万1000円
「カラトラバ 6119」は「待ってました!」という方も多いのではないでしょうか。
というのは、リファレンスの示すように、これは「5119」の後継機。そうです、ホブネイル・パターンベゼル=クルー・ド・パリベゼルの復活です。
ピラミッド型のギョウシェ模様を施したホブネイル・パターンベゼルは、もともとは「カラトラバ」の始祖である「96」のために生まれたもの。その最初のモデル「96D」が1934年に製作された後、1972年に「3520D」、そして1985年に世界的大ヒットとなった「3919」が誕生。「5119」に引き継がれ、2019年まで製作されていました。
そのホブネイル・パターンベゼルが2年ぶりに復活。パテック フィリップのファンなら大感激ですよね。
また、まったく新しい手巻きムーブメントも大注目のポイント。これまでの基幹ムーブメント「Cal.215」よりも直径を大きく、ツインバレルなどによりロングパワーリザーブや高トルクを実現したのが特徴。一方、厚さは「Cal.215」と同一の薄型で、今後のパテック フィリップの手巻きのベーシックとして大活用されるはずです。
それになにより福田のような「手巻きムーブメント好き」にとっては、新しい手巻きムーブメントが開発されたこと自体が、素晴らしくうれしいこと。手巻きムーブメントの需要は全機械式時計のなかのほんの数%しかなく、そのため新開発されることがほとんどないのが実情。それを世界最高峰と称されるパテック フィリップがつくってくれたのですから、もう感無量です。
ラインナップはローズゴールドケースとホワイトゴールドケースの2モデル。RGケースのダイヤルはグレイン仕上げ、WGケースのダイヤルはサテン仕上げ、などと随所の仕様が変えられているのも見どころです。
カラトラバ 6119
手巻き、18KRGケース、ケース径39mm、アリゲーターストラップ、3気圧防水。339万9000円
カラトラバ 6119
手巻き、18KWGケース、ケース径39mm、アリゲーターストラップ、3気圧防水。339万9000円
「カラトラバ」ではもうひとつ、魅力的なレディスの新作「4997/200」も登場。こちらもリファレンスでわかるとおり「4897」の復活版です。
「4897」は2009年にデビュー。優美な波形模様のギョシェダイヤルと可憐なダイヤモンド装飾ベゼルが特徴で、世界中の女性たちに愛されてきました。しかし2020年に惜しまれつつも全モデルが生産終了。一体なぜ、と疑問に感じたのですが、それはこの新作のためだったのでしょう。
新作「4997/200」は「4897」のデザインをほぼそのままに、ケース径を33mmから35mmにひとまわり大きく、現代的に生まれ変わらせているのがポイント。また、手巻きから自動巻きにアップデイトされたのも注目点。マイクロローター搭載の超薄型キャリバーをケース裏面で覗き愉しむことができるのもチャームポイントです。
今回発表されたのはホワイトゴールドケースの1モデルのみ。ウブロ スーパー コピーミッドナイトブルーのダイヤルがエレガントで、サテンの風合いをもつブリリアント・ネイビーブルーの起毛仕上げのカーフスキンストラップもシックな雰囲気。今後のバリエーションの登場も楽しみです。
カラトラバ 4997/200
自動巻き、18KWGケース、ケース径35mm、カーフストラップ、3気圧防水。
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